TEACCHプログラムの6つの原理
あろえです。
初回はTEACCHプログラムの本を参考に書いていきます。
分からない方も多いかもしれませんが、何回も読み返し、そして皆さんでも色々調べ、知識を深めていってください。
さて、TEACCHとは何か?
自閉スペクトラム症の人の生活ができるだけ自立して活動できるように支援しながら、一般の人たちと共生・共働していくことを目指す
という、哲学 と考えれば良いと思います。
自閉スペクトラム症と関わる全ての人たちは、この哲学を頭に入れ、支援をしていく必要があると思います。
哲学と言いましたが、原理という言い方でもよいです。
そしてTEACCHプログラムが一貫して強調し続けている原理というものが次の6つです。
①自閉症の障害の本質は中枢神経系を含む器質的な問題であり、それが彼らの見る世界や状況の見通しに混乱や影響を及ぼしていること
②療育は両親(家族)と専門家が親密な協力関係で実施すること
③療育者はスペシャリストであることを超えてジェネラリストであること
④療育プログラムは包括的に調整されなければならないこと
⑤人生全般にわたって支援されなければならないこと
⑥療育はあくまでも個別化の概念のもとに行われること
どうでしょうか?
これが、TEACCHの考え方、哲学です。
自閉スペクトラム症の子どもと関わる時は、支援の考え方のベースが必要です。そのベースとなるのが、TEACCHプログラムです。
まずは、この6つの基本原理をぜひとも暗記してみてください。そして、常に頭の隅に入れといて、自閉スペクトラム症の方と関わってみるのもいいと思います。
参考文献