自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症(ASD)についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

2019-09-13から1日間の記事一覧

共同注意 ジョイントアテンション

共同注意 ジョイントアテンションという言葉があります。どちらも同じ意味です。私はジョイントアテンションと言っておりますので、そちらを使います。 小さい子どもが自閉スペクトラム症の特性が出ているかどうか判断する1つの基準として、ジョイントアテ…

実行機能の困難さ

ここからは、自閉スペクトラム症の病的理解と障害特性について書いていきます 脳の中の前頭前野について触れていきます。 日常生活の様々な場面で、なにかの行動を取る時に、過去に経験をした脳の中の情報にアクセスをします。そして、取り出された情報を整…

TEACCHの原理⑥

⑥療育はあくまでも個別化の概念のもとに行われること についての解説です。 自閉スペクトラム症というのは、障害特性というのがいくつかあります。そして、自閉スペクトラム症のお子さんによって、色濃く見られる特性はそれぞれ異なります。 そういった背景…

TEACCHの原理④

TEACCHの原理④は ④療育プログラムは包括的に調整されなければならないこと です。 包括的にとは、どういうことか言いますと、 つまり、人生全般を支援しなければいけないということなのです。 今関わっている自閉スペクトラム症のお子さんは何歳ですか? 例…

TEACCHの原理③

あろえです TEACCHの原理③は ③療育者はスペシャリストであることを超えてジェネラリストであること でしたね。 スペシャリストとは、いわゆる専門家です。 特定の分野に特化して知識や経験のある人を指します 一方で、ジェネラリストとは何でしょうか? 簡単…

TEACCHの原理②

あろえです TEACCHの原理②は ②療育は両親(家族)と専門家が親密な協力関係で実施すること でしたね。 1960年代の中ごろ、アメリカのショプラー教授などの、TEACCHプログラム創始者は、 当時、自閉症の原因は精神論だー、的な主張が多かったアメリカで、すで…

TEACCHの原理①

あろえです TEACCHの原理①は、 ①自閉症の障害の本質は中枢神経系を含む器質的な問題であり、それが彼らの見る世界や状況の見通しに混乱や影響を及ぼしていること でした。 よく、育て方が悪いからこうなった と、言う人が周りにいると思います。 自閉スペク…