TEACCHの原理⑥
⑥療育はあくまでも個別化の概念のもとに行われること
についての解説です。
自閉スペクトラム症というのは、障害特性というのがいくつかあります。そして、自閉スペクトラム症のお子さんによって、色濃く見られる特性はそれぞれ異なります。
そういった背景から、自閉スペクトラム症に対する療育の内容は個別化を図らないといけないということなのです。
お子さんによって、過去の記憶を長い期間覚えている子やそうでない子、水の感覚が苦手な子や得意な子など、様々です。それなのに、同じように支援をしてしまっては、その子にはあっているけど、他の子には当てはまらないということになります。
ゆえに個別化を図るというのはこういうことなのです。