自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症(ASD)についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

自閉スペクトラム症に関連した書籍についての違い

 

世の中には、自閉スペクトラム症について書かれた書籍がたくさんあります。

 

しかし、自閉スペクトラム症については日々研究をされているため、情報は常に変わりつつありますし、正解のない分野でもありますので、著者や専門分野からの知見によっては、大きく方向性が異なることもあります。

 

例えば、問題行動が起こった時の対応として、あるドクターが書いた書籍では、「基本的には無視することで行動がおさまる」と書いてありますが、しかし、無視する、つまり応用行動分析でいうと「消去」という考えでみると、無視だけではだめ、やるなら計画的に徹底的にやるといったような、違いがあります。

 

また、「好子」と「強化子」と同じ意味ではありますが、書籍によって使用する語句はことなります。

 

 

そのため、自閉スペクトラム症の情報を集める時にどうすればいいか、と考えてしまいますよね。

1つの考えとしては、考え方などが共感できる、1人の自閉スペクトラム症の専門家の本だけを買うというのも良いと思います。

 

私の場合は、それに少し近いかもしれませんが、どちらかというと、自閉スペクトラム症の人を支えるために必要なエビデンス(根拠)を重ねた学問や分野を日々研究している専門家の著書を中心に読ませていただいています。

 

そのような書籍を参考に、このブログでは知識を共有できるように、わかりやすく、そして私なりの考え方を書きたいと思います。

 

書籍選びに迷われましたら、少しずつ紹介していきたいと思います。また、飛び飛びで様々な分野について情報を発信していきますが、興味のあるところだけでも、見ていただければと思います。