ネット社会と向き合う
今現在、この世の中は本当にネット社会となっています。
インターネットで検索すれば、さまざまな情報が上がっていきます
我々定型発達の人だけではなく、ASDの人もネット社会で様々な情報に囲まれています。
ASDのお子さんで、ある程度話ができて、また、ネットで情報を検索することができるスキルがあるとした場合についてのお話です。
これはなかなか難しい問題ですので、ぜひとも真剣に考えていただければなと思います。
インターネットというのは本当にたくさんの情報がありますね。本当の情報なのか偽の情報なのか、情報を1つにとっても様々な種類の情報があります。
ネットで情報を検索する際もお子さんの特性に注意していかなければいけないと言うことです。
障害特性の中で、字義どおりに解釈すると言う特性がありますが、このようする傾向の強いお子さんはインターネットで情報収集すると言うやり方は難しい場合があります。
例えばゲームで、〇〇のゲームがなくなったと言う嘘の情報があったとして、本人がそのゲームが欲しいと思っていた場合には、その子にとっては非常に混乱の原因となります。
その無くなったという事実だけが先行して、なくなっことに対して対処できなくなり、結果、パニックになるというケースもあります。
なので、お子さんの障害特性をしっかりと見極めて、ときにはネットを遮断すると言うやり方もあります。
もちろんネットを遮断すると言うやり方にもかなり難しさがあります。
パソコンだけでなく、スマホ、または3DSやWiiなどのゲーム機からでもインターネットにつなぐことが可能ですので、保護者さんや周りの支援者はそういった最新のゲーム機器の事情についても、把握しておく必要があります。
大人になると、そういう最新のゲーム事情とかには疎くなると思いますが、しかし、支援として考えれば、そういったことも知るというのは必要なことだと思います。
DSやWiiなどは保護者制限機能と言うものがあって、そういったものをぜひとも活用してみてください。
一口に遮断といっても、保護者さんにとっては大きな決断となると思いますが、やはりインターネットというのは無限の世界なので、一度入ると様々な情報に溺れてしまいます。
なので、入り口の時点でせき止めるこの考えは残酷かもしれませんが、ときには必要なこととなります。
ぜひとも方法の1つとして検討をしてみてください。
ネット社会だからこそ、我々もネットについては、知識として頭に入れ、この時代に対応できるようにしなければならないということなのです。