ASDの子がNHK系の子ども番組が好きな理由
こんにちは、あろえです。
私が勤務している事業所のお子さんは、ほとんどがNHK系の子供番組や歌が大好きです。
でも時々考えます。何でNHK系が好きなんだろうか?
別に仮面ライダーとかに偏ってもいいじゃないか。などなど考えています。
では、今回の記事では、なぜASDの子がNHK系の子供番組や歌が好きなのか分析した結果を記事にしていきますので、肩の力を抜いて見てみてください
※NHKやEテレなどの子ども番組や、子ども向けの音楽を総称してNHK系と呼ばせていただきますのでご了承ください。
目次
始めに結論
今回の記事については、障害特性の視点もそうですが、私の主観も入っているので、信憑性は薄いかもしれませんが、それでもASDの子を見てきた指導員という立場で述べていきたと思います。
では、なぜなのか。以下に挙げられるかなと思います。
①経験値や記憶の特性が影響しているから
②中毒性のある独特なリズムや音が影響しているから
③キャラクターのインパクトが影響しているから
では順番に解説していきたいと思います。
①経験値や記憶の特性が影響しているから
まず、これが1番大きく影響しているのではないかと思い、始めに書きました。
経験値や記憶の特性、つまりどういうことかと言いますと、
皆さんの家にはテレビはありますか?
ある。と答える人がほとんどだと思います。
では、小さい頃、家で何のテレビを見ていましたか?
統計をとっていないので分かりませんが、ほとんどの人がNHK系のテレビを見ていたと思います。
そうです。
NHK系のテレビ番組というのは、子どもなら誰もが通る道ではないでしょうか?
障害のあるなしに関わらず、誰もが一度以上は視聴した経験はあると思います。
そして考えていかなければならないのは、定形発達の子は、NHK系を見ながらも、その他の遊びやテレビに興味関心を持つようになり、自然とNHK系から離れていくでしょう。
一方で、ASDのお子さんなどはどうでしょうか?
これは家庭の事情により大きく異なりますが、同様にNHK系のテレビを視聴するという経験を持っていたと思いますが、その障害特性上、他者からの働きかけがあることで、初めて様々な遊びやテレビに興味が移っていくものだと思います。
ASDの障害特性として、自身で発展されることや応用することは苦手であります。
ですから、NHK系のテレビを付けて、それに集中していた場合、小さい頃の育児というのは誰でもそうですが、子どもが何かに集中しているという状態は、保護者さんにとってはとてもありがたいことだと思います。
その間に溜まっていた家事から何やらを終わらすことができるのですから、、、、、
そうこうしている内に、ASDのお子さんはNHK系に夢中。そして気付けば時が立ち、未だに視聴していることに気が付くでしょう。
ASDの障害特性上、過去の経験値が優先されて行動に左右される傾向があります。
ですから、視聴経験した分、成長しても経験が優先され、それが習慣となり視聴をしつづけるのです。
視聴することが当たり前という状態になるということですね。
この状態をどう捉えるのかは、ご家庭の考え方によりますので、否定も肯定もするべきではありません。
②中毒性のある独特なリズムや音が影響しているから
これは、視聴し続ける原因として考えればいいのかなと思っています
NHK系のDVDは仕事の関係上、私もよく見ていますが、結構独特なリズムや耳に残るような音楽が多いですよね。
そしてそういった音楽に合わせて口ずさんだり、踊ったりと、
なかなかの、魔力かなと思いますね。そういった大人でも感じるような独特な中毒性のあるリズムが視聴し続けてしまうきっかけになるのかなと思います。
③キャラクターのインパクトが影響しているから
これはビジュアルの面での中毒性です。
私が個人的にインパクトがあると思ったのが、おしり探偵です。
あれはびっくりしました。子どもの心を上手く突いたキャラクターですよ
あれ、おしりですよ。
おしり
おしりとかって、子ども好きですよね。
それが喋るんですよ
そして声も何か気持ちい声というか、しっかりした声というか。
すごい戦略だと思います。
やはりインパクトというのは大事ですよね。
そういった視覚や聴覚を刺激するような、独特な物が全ての子どもに影響を与えたという風に考え、そして視聴し続ける原因というのは、障害特性が影響しているという考えです。