いわゆる「グレーな人」、あなたの周りにいますか?
私の親友が働いている職場で、この人ちょっとおかしい、いわゆる「グレーな人」がいるそうです
細かいことや具体的な表現は避けますが、話を聞くとASDの特性にとても当てはまりすぎて思わずニヤけてしまうほどでした。
その親友はとても優しいので、グレーな人本人の行動を話しているときは、「どうしてこんな行動をするのだろう」という思いが強そうでした。
なので、親友にはASDの特性を説明し、その職場で可能な範囲での配慮を提案しました。
提案はしましたが、やはり、職場の勝手というのは実際に働いてみないと分からないものですし、あくまでも提案という形で話をしました
そのグレーの方は、ASDの診断を受けずに、一般で採用をされたようです。
難しいもので、ASDという特性は、ある場面では何の支障もなく周囲に溶け込み問題視されないことがあるが、
しかし、特定の場面になると一気にASDの障害特性が表面化してしまう。
このような状態が一番、当事者にとっても周囲にとっても、一番不利益な状態といえます。
当事者にとっては、これが普通だ、いつもどおりだ。っと思っているわけであり、一方で周囲の同僚や上司としてみれば、このグレーな人とどう付き合えば良いのか?クビにしたくても、今のご時世簡単にはできない。、、、
などの、さまざまな葛藤が出てくるでしょう。
決してグレーな人は一般で働くな!
っという横暴なことを主張しているのではなく、大きな結論とすれば、ASDの特性を早い段階から知っておくこと。または、診断を受けておくことで、将来大人になった時にあらゆる支障が出てきて、生きづらさというのも感じてくる可能性があります。
上記は大人になった時の話ではありますが、
今、自分にいわゆるグレーな状態のお子さんがいたとして、今は学校とか通ってる福祉サービス先でうまく馴染めているから大丈夫!
っというのは、危険である可能性があります。
本当に大丈夫という可能性もあるかもしれませんが、今、大丈夫という状態のお子さんの環境はどうでしょうか?
例えば、学校では集団生活にうまく入り行動できている。という状態が見えていた場合、では、一人の時はどうですか?一人で何か課題をクリアする時にうまくできていますか?また、一人で何かをするという機会は設けられていますか?
集団でうまく行動できるというのは、集団の流れ、動きが指示となり行動しているだけかもしれない。
つまり、手立てが何もないと、何も始められないかもしれない。
ASDの方は、「好きなことをしていいよ」が一番の苦痛です。何をすればいいか分からないからです。
大丈夫という状態である場面の時は、手立てが何もない状態では、どうなのか?ということも一つ、頭に入れておかなければいけません。
また、今が大丈夫であっても、進学などして環境が変わることでASDの方にとっては、世界が大きく変わります。過去の経験を活かすということが苦手である傾向が多いので、また一からやり直さなければいけません。
タイトルから少し外れましたが、今回はここまで