「好きに遊んでいいよ」が1番辛いASDの子たち
こんにちは、あろえです。
まだまだ先の見えないコロナウイルスの不安。
全国では、放課後等デイサービスの臨時休所や自粛をしているご家庭が多いことでしょう。
そうなりますと、ASDのお子さんが終始自宅にいることになります。
この時、考えていかなければいけないのが、自宅での余暇活動になります。
この余暇活動というのは、意外に軽視されがちですが、個人的には、ASDのお子さんにとっては1番力を入れて支援をしてあげなければいけないポイントだと思います。
今回は、この余暇活動についての記事となります。
なぜ余暇活動は重要なのか?
我々、定型発達の人の場合、もしも自由時間が発生し、そして「好きに遊んでいいよ」と言われたらどうでしょうか?
もうそれはそれは最高ですよね。好きに遊んでいいんですよ?
ゲームをしたり、マンガ本を読んだり、読書をしたり、テレビを見たり、ネットを見たり、、、
皆さんが普段できないことができるんです。さあ、皆さんなら何をしますか?
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こういう質問があった時、どのような思考をしたでしょうか?
あとどのくらいの時間があるのか考え、その時間に見合った行動をとり、何かをするにしても複数の遊びの中から何をしたいのか優先順位を付けて決定をすると思います。
一方でASDの方たちは、こういった思考が苦手な傾向があります。
そのため、結果として何をしていいのか分からず、いわゆる問題行動が多く見られてしまうのです。
現に問題行動のほとんどが余暇活動に多く見られると言われています。
余暇活動というのは、ASDの方たちにとって、一見楽しい活動の一つとして考えてしまいますが、楽しく過ごしてもらいたいからこそ、特性を理解し、そしてある程度の環境整備等をしていかなければいけません。
環境整備だけでなく、構造化も必要になります。余暇を一つとっても、「何を」「どのくらい」「どのように」「いつまで」遊ぶのか、視覚的な指示等が必要となります。
そういった準備があって、初めて余暇活動というのは成り立つのです。